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DNAの中

7月になると、心がザワザワし始めます。

それは私が生まれ育った環境にあるのかもしれません。

 

私が育った町では7月最終週にお祭りがあり、手筒花火をあげます。

一般的な市販の花火とは異なり、花火の準備は手筒の原料となる竹の確保から、打ちて達、自らで行うのが習わしです。
孟宗竹に火薬を1800g~3000g詰めて、竹の周りに荒縄を巻く、直径10㎝、長さ70㎝程の手製の花火が出来上がります。

その花火の大筒を地面に置いて点火をし、火花が上がり始めると筒を脇に抱え、燃え尽きるまで数十秒間。

最初はパチパチと乾いた音の火花も、やがてゴウゴウと勢いよく吹きあげ巨大な火柱になり、最後に底の部分が勢いよく爆ぜる。

 

その昔、男性は手筒花火を経験して、初めて成人の
仲間入りとみなされました。

 

※三河地方全域で広く行われており、保存会など
も数多く存在しています。

 

中学生位になると同級生の男の子たちは手筒花火をつくります。

子供の頃は男友達の話を聞きながら、大人になる儀式をする彼らが羨ましくて仕方がありませんでした。

(今は町内によって女性も参加出来る所もあります)

 

越えなければならない一線を自ら行う・・・。

そんな人生の岐路を子供ながらにお祭りを通して感じていたのかもしれません。

故郷は遠きにありて思ふもの・・・そんな言葉が頭に浮かびます。

手筒アドバイザー山本